火災 信号待ちの車燃える

火災 信号待ちの車燃える 東京・JR渋谷駅前が渋滞

私も整備士の端くれとして、こういう、車が燃えるというニュースには人一倍関心を持ちます。
そして、今一度、新たな気持ちで、正確で丁寧な仕事をしなければならないと思うのです。

さて、当事者の話では、

1.以前から車の調子が悪かった
2.アクセルを踏んだら戻らなくなった
3.古い車(外国製)

この3点が見受けられますが、もちろん、調子が悪いとは具体的にどういうことなのか、アクセルペダルが戻らなかったとき、エンジンの回転はどうだったのか、推測するには情報が足りなさすぎます。
ただ、出火したのはエンジンルームからだろうし、燃料漏れで、その燃料が高熱になったエンジンによって発火したというのが妥当なところなのでしょうか。
また、調子が悪いというのが、加速が悪いとか、アイドリングが不安定だとかいうことならば、燃料が漏れて、燃圧が下がっていたのかなぁとも思います。
アクセルを踏んだら戻らなくなったというのは、アクセルペダルが戻らなくなったのか、それともエンジンの回転数が戻らなくなったのが、文章からは明確に読みとれません。多分、アクセルペダルが戻らなくなったのではないかなと思います、例えばケーブルの動きが固くなってスプリングで戻せなくなったのか。
鮮魚店の車とかで、アクセルペダルが戻らなくなったのを修理したことがありますが、これは水を使われことが多いので泥やら錆やらで固着していました。

正直なところ、以前から調子が悪いのなら、修理や点検を依頼すべきであったなと思います。
特に外車で古いとなると、お金かかりますけど、車に対して、もっと神経質にしておくべきだったかもしれません。
今までにない現象が起こるからには、何らかの原因があるはずですし、それが看過できるほどのものなのか、緊急をようするのかは、調べてみなければわかりませんから。

知り合いの新車営業マンがよく言うのですが、車は見積以外にも、任意保険や修理代、点検代とか、見積に見えてこない費用が存外かかる、それを考えて車を買うべきだと、その彼が、お客様にもそう言っているかどうかは知りませんけど。