イレッサの副作用についての記事。

YOMIURI ONLINE 医療と介護 新薬副作用 利害見え隠れ

 だが、日本肺癌(がん)学会は05年に「国内の臨床試験では海外に比べ、がんを小さくする効果が高く、日本人はイレッサによって利益を得る可能性が高い」とする使用指針を発表。国も、イレッサの使用継続を認めた。もっとも、がんが縮小しても、延命につながるとは限らないとされる。

上記アドレスより引用。

私が思うのは、イレッサを服用して良かったという人も多くいるのではないかということだ。
それを考えたとき、私たちは情報によるイメージに右往左往せず、よくよく自分自身の頭で考えてみるべきだと重う。

記事にもあるが、「がんが縮小しても、延命につながるとは限らないとされる」、私はこの文章についても、こう考える。
肺は重要な呼吸器官だ。この肺にがんが大きく占めていては、いくら深呼吸をしても酸素を取り込むことは出来ないだろう。しかし、そのがんが小さくなれば、肺の機能は幾分なりと快復し、呼吸が楽になるのではないか。
延命ということには、百歩譲って役に立たないとしても、たとえ生きているその時間が、変わらなかったとしても、ベッドの上で苦しそうに酸素マスクをつけて生きているのと、マスク無しで生きることが出来るのと、どちらを選ぶのか、どちらを希望するのか。

現在、アストラゼネカ社のサイトに「イレッサ錠250総合情報サイト」がある。そこには副作用や効果のある肺がんの種類について説明がある。

私はこういった記事によって、イレッサは恐ろしい薬だというイメージだけが先行し、このことで、イレッサの承認が取り下げられるのではないか、それが一番怖く、いらだたしく思う。